フィルムカメラと銘玉Carl Zeiss Planar T* 50㎜ F/1.4 を手に入れた喜び
フィルムへの憧れと大正義カールツァイス
フィルムカメラを購入した理由
皆さん、普段ワクワクすることってありますか。
私は、今とってもワクワクしています。タイトルでもうお分かりかと思いますが、そうです!新しいカメラとレンズを手に入れたのです!
それがこちら!
か、かっこええ…。
購入したのはCONTAX(コンタックス)の167MTというフィルムカメラと、天下のCarl Zeiss(カールツァイス)が出している、Planar T* 50㎜ F/1.4 。特にこのレンズ、写真家の蜷川実花さんが使用していたことでも有名な標準レンズの銘玉。
そもそもなぜこのデジタルカメラ全盛の時代に、フィルムカメラとオールドレンズを購入したのか、理由を以下に書いていきます。
フィルム写真の風合いを感じたい
実は巷ではすでにフィルムカメラは密かなブーム。
興味のない人にとっては「え?見たことないけど」って感じかもしれませんが、ミラーレスカメラにオールドレンズを付けて楽しんだり、中古のフィルムカメラや「写ルンです」で撮った写真をデータ化してインスタに載せたりと、アナログ回帰の流れは着実に進んでいます。
ご多分に洩れず私も、その流れに飲まれてしまった、という感じです。インスタグラムで見る写真はフィルム調のものが多くなり、自分で写真を編集するときも淡くてノイジーなレタッチによりがち。
あの、発色の良いノスタルジックなフィルム写真の風合いや、1枚1枚丁寧に構図を決めて撮るスタイル、現像して返ってくるまでどんな写真が撮れているか分からないワクワク感など、写真を撮ることの楽しさをさらにディープに感じたいと思ったのです。
暇があればYouTubeでフィルムカメラ関連の動画を視聴したり、メルカリやヤフオクで中古市場を物色したりしていました。
そして今回、状態のいい物が見つかったこともあり、「ええい買ってしまえ!」という運びとなりました。
購入したカメラとレンズ
CONTAX167MT
CONTAX167MTは1987年発売の一眼レフカメラ。
シャッタースピードは16s~1/4000sと結構幅が広く、便利。
絞り優先AEも使えるのでフィルム初心者には優しいつくり。
単4電池を4本入れて、重量は620gとまずまずの重さ。ズッシリ感が所有欲を満たしてくれます。でも重すぎない。
当時の価格で108000円もしたらしいです。
今回はヤフオクで7000円くらいで購入しました。状態も良く、シャッターも普通に切れました。ちなみにシャッター音は「シャキーン!」と小気味いい音を聞かせてくれます。
CONTAXのフィルムカメラと言えばCONTAX Ariaがここ最近人気ですが、あれは中古で安くても6万円弱かかってしまいます。
入門機として167MTは確実にあり。
Carl Zeiss Planar T* 50㎜ F/1.4 AEJ
そしてこちら。あの泣く子も黙るCarl Zeiss(カールツァイス)が出している、ヤシカコンタックス不動の標準レンズ。Planar T* 50㎜ F/1.4 AEJ
レンズ構成 :6郡7枚
最短撮影距離 :0.45m
絞り枚数 :6枚
フィルター径 :55㎜
重量 :275g
今回のレンズは同じヤシコンプラナーでも【AEJ】という初期のタイプ。ヤシコンプラナーには他にも【AEG】や【MMG】【MMJ】というタイプもあるのですが、その区別は今回は割愛。私みたいな入門層にとっては大きな違いはありません。
あ、値段はMMよりAEの方が安いです。私は中古で3万円弱で購入できました。
今回は群馬県前橋市にある「イロハスカメラ」さんで購入させていただきました。
個人から購入するより安全で、決済や発送もスムーズ。保証も効くので、こちらで購入してよかったです。
T*の刻印が興奮を誘発する。
Carl Zeiss独特の解像感と表現力。まろみの効いたとろけるボケ。F1.4という明るさ。人々を魅了する理由がこのレンズに詰まっている感じがします。
レンズを手に入れてから、何回か試し撮りをし、その魅力を実感しました。
それでは作例を少し…
1、2枚目のように、ボケとろける~。と思いきや、3枚目のようにカリッともできる。
独特の描写。好きです。
ちなみに、上の写真たちはレンズの作例ということで、フィルムカメラでは撮ってません。プラナー&アダプター&ミラーレスですので、誤解のないように。この謎の写真たちが何なのかは、いずれまとめて記事にします。
これから楽しみなこと
写真の幅を広げよう
新しいカメラとレンズを手にして、とっても舞い上がっていますが。道具は使ってこそのもの。ガシガシ使って、フィルムにも慣れていこうと思います。
私の写真は普段はストリートスナップが圧倒的に多く、実はボケもそんなに求めていなかったです。
ですがこのレンズをどうせ使うなら、柔らかくとろけるボケを生かして、ポートレートも撮っていきたいと思います。
色んな種類の写真が撮れるようになると、自分の写真の幅も広がり、より充実した写真ライフが送れるのではと思います。
記念すべきファーストロールはKodakのProImage 100。
現像が楽しみ。